大学時代を過ごした多摩センターを13年ぶりに訪ねて

大学の四年間は、八王子で過ごした。
思い出といえば、
卒論を本当にギリギリで仕上げたこと。
そしてアルバイトが楽しかったこと。
学問にもそれなりに取り組んだけれど、
座学よりも実習的なものが好きだった。
幼児教室で子供のお世話をしたり、
こどもキャンプに同伴したり。
(実は、教育学科だった)
国語の先生を目指して教職を取るも、
紆余曲折あり、教壇に立つ機会なく今に至る。
まあとにかく良い学生生活だった。
* * *
バイトの夢を今でも見る。
スターバックスで働いていた時の夢だ。
だいたいいつも、同じパターン。
「よし、久しぶりにバイト復帰するか!」
意気込んで店に立つものの、
新しい情報に付いていけず、あたふたして終了。
しょんぼりしたところで目が覚める。
楽しかった思い出なのだろう。
同世代の同期がいっぱいいて、
初めの店長さんも最後の店長さんも、
とてもいい人だった。
後輩もみんな、かわいかった。
「店のあった多摩センターにまた行きたいなあ」
と、ずっと思っていた。
古巣の今を、見てみたい。
当時のバイト仲間に会いたかったこともあり、
13年ぶりに多摩センに行ってみることにした。
* * *
京王多摩センター駅を降りると、
サンリオ感がかなりアップしいることに気付く。
サンリオピューロランドがあるからなのだが、
ディズニーのモノレールのような印象だ。
(そこまで行ききれているかは置いておき)
壁面、天井、お土産売り場。
あちこちでサンリオキャラが手を振っている。
京王多摩センター駅_1

駅の外観は、昔のまんま。
京王多摩センター駅_2

駅前通りも、そのまんま。
(パルテノン大通りと名前が付いている)
変わっていなくて、ほっとする。
わー!懐かしい!と言うより、
ああ…懐かしいなあ…としみじみする感じ。
京王多摩センター駅_3

看板、ベンチ、階段や木の幹。
一つひとつ眺めて、
ぽろぽろと思い出す。

ここであんなことあったなあ。
あそこでああしてたよなあ。
いろんなことがありました。

京王多摩センター駅_4

 
丘の上プラザ(イトーヨカドー)も健在。
奥のベネッセ本社ビルも、そのままだ。

人は昔よりも多かった。
それも、若い子連れが多い。

聞くところによると、
新しいマンションがたくさんできて
子育て世代が増えたそう。

京王多摩センター駅_5

バイトをしていたスターバックスが入っていた三越。
今はCOCOLIA(ココリア)と名前を変えていた。
でも、スターバックスはまだあった。

京王多摩センター駅_6

外観は、昔のまま。
このテラス席で、どれだけ話をしただろう。

中に入ってみると、
レイアウトが若干変わっていた。

しかし奥のソファ席などは昔の面影を残し、
「あそこに黒髪のお姉さんが座っていたな」
などと思い出す。

店員さんは若く、一生懸命だった。
当時の自分もこんな感じだったのかな。
少しくすぐったいような気持ちになる。

ドリップコーヒーを頼み、外で飲む。
テラスを楽しむには、まだ少し寒かった。

* * *

妙に昔が懐かしくなることがある。
思い出が増えるということは、
同時に何かを忘れていくことなのかもしれない。

思い出話に付き合っていただいて
どうもありがとうございました。

 

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この記事を書いた人

安藤信作(あんどうしんさく)|船橋生まれ、船橋育ちのカメラマンです。写真・動画・広告づくりを仕事にしています。愛用するNikonのカメラで撮った写真とともに、身近な話題を書いています。2024年から手持ち機材をすべてミラーレスにしました。

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