線香花火







二日連続で花火の話。
まあ、夏の風物詩ということで。

今回は線香花火の写真。
線香花火も、うまく撮ったら綺麗だろうなぁと。 

みんなで花火をやるときに、どうしても余りがちな線香花火。 
子どもの頃は3本、5本とまとめて火を付けたり。
今考えれば線香花火に申し訳ない。

撮影は家の前で。
手伝ってもらうのも気が引けて、一人でやることに。 

カメラの設定は昨日の「手持ち花火で絵を描こう」と大体同じ。
シャッター速度は1/3~1/1.5秒。
近づいて撮るためにマクロレンズを使用。 

* * * 

線香花火(牡丹)

火をつけて間もなく、じじじじ…と音がしてくる。
この状態は「牡丹」と呼ばれるらしい。 
それぞれの形態に名前を付けるなんて、日本人はやはり繊細な感覚の持ち主。

線香花火(松葉-3)

火花が激しく散りだす。
「松葉」と言われるのは、松の葉が勢い良くパチパチ燃える姿に見えるからだと思われる。 
不規則な美しさ。

線香花火(松葉-1)

さらに勢い良くなってきた。

線香花火(松葉-2)
 
光の色こそ違えど、蛍がたくさん飛んでいる感じに見えなくもない。

線香花火(松葉-4

線香花火(柳-1)
 
だんだんと火花が細長くなり、「柳」。 
(確かに柳の木のよう)

線香花火(柳-2)

そろそろ消える頃。
最後はご存知の通り「ぽとっ」と落ちる。
線香花火の終わり方はもの寂しい。 

たくさん失敗した。
ピント合わせが難しかった。
風に煽られ、途中で消えてしまったものも多い。
しかし、(かろうじて)こうして載せられる写真が撮れて良かった。

打ち上げ花火ほどの華やかさは無いにせよ。
線香花火の日本的な美しさを改めて感じる撮影だった。 

 


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この記事を書いた人

安藤信作(あんどうしんさく)|船橋生まれ、船橋育ちのカメラマンです。写真・動画・広告づくりを仕事にしています。愛用するNikonのカメラで撮った写真とともに、身近な話題を書いています。2024年から手持ち機材をすべてミラーレスにしました。

コメント

コメント一覧 (6件)

  • 安藤さま
    こんにちは。
    「牡丹」「松葉」「柳」
    線香花火にこんな風情のある素敵な名前がつけられていること、知りませんでした。
    息子たちが大きくなった今、我が家で線香花火を楽しむことから、遠退いておりましたが、久しぶりに楽しんでみたくなりました。
    買ってこようっと。

  • 安藤さま
    こんにちは。
    「牡丹」「松葉」「柳」
    線香花火にこんな風情のある素敵な名前がつけられていること、知りませんでした。
    息子たちが大きくなった今、我が家で線香花火を楽しむことから、遠退いておりましたが、久しぶりに楽しんでみたくなりました。
    買ってこようっと。

  • >keikoさん
    こんにちは。
    暑い日が続きますね。
    線香花火、小さな子どもがいないとあまりやる機会がないですね。
    しかしながら久し振りにやると楽しいです!
    なお、線香花火の最後は「散り菊」と言われるそうです。
    この名前の付け方がとても好きです。

  • >keikoさん
    こんにちは。
    暑い日が続きますね。
    線香花火、小さな子どもがいないとあまりやる機会がないですね。
    しかしながら久し振りにやると楽しいです!
    なお、線香花火の最後は「散り菊」と言われるそうです。
    この名前の付け方がとても好きです。

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