【閉店】高根木戸|たかね煎餅(手書きの煎餅を作れるお店)

【閉店情報】
たかね煎餅さん、2021年1月31日で閉店されました。煎餅を焼き続けて五十余年。お父さん、お母さん、長い間本当にお疲れさまでした。

この前、こんなすてきな煎餅をもらった。

高根木戸_たかね煎餅_14

手書きメッセージ入りの、おせんべい。
どこで作れるの?と尋ねてみれば高根木戸。

「たかね煎餅(せんべい)」。
煎餅好きとしては黙っておられず、
さっそく行ってみた。
僕も、手描きのせんべいを作ってみたい。

創業50年の老舗

お店は高根木戸駅から歩いて3分ほど。
全く知らなかった。

高根木戸_たかね煎餅_1

色あせた看板に味がある。

高根木戸_たかね煎餅_12

青と黄色のテントが目印。

高根木戸_たかね煎餅_2

店構えは、こじんまり。

所狭しと煎餅が並ぶ。

「第1・第3火曜定休」の貼り紙がある。
月に2日しか休まないのかと思った。

聞けば、50年以上続けておられるとのこと。

高根木戸_たかね煎餅_3

いろんな種類の煎餅がずらり。
一枚40円からとかなりお値打ち。
アラカルトで選び、パックにもしてくれる。

高根木戸_たかね煎餅_6

やりたかったのはこれ。
手書き煎餅のお代は1枚80円。
安いなあ。

「友人にもらったような手書きのせんべい、作ってみたいのですが…」
と伝えると、快く応じてくださった。

82歳になるお父さんと、
チャーミングな奥様のお二人。

「じゃあ、こっちに来てくださいね」
奥様に案内されたのはカウンターの中。

何やら新聞紙と筆、
墨ではなく煎餅用のしょうゆが出てきた。

手描きの煎餅を作ってみよう!

高根木戸_たかね煎餅_4

手描きせんべいセット登場。

白いおせんべいの元に、
小筆を使い、しょうゆで文字や絵を書く。

「あたし、やって見せますからね」
とお母さん。
さすが、慣れた手さばき。

いざやってみると、案外難しい。

まあ細かいことは気にせずに。
母と妹にと、とりあえず書いてみた。

高根木戸_たかね煎餅_5

漢字は難しそうだし、
平仮名が好きだから、これで。

「じゃあ奥で焼くからね」

お父さんが言う。

「焼くところ、見せていただけますか?」

お願いする。

「入って入って」

お父さん。
気さくな方である。
写真撮影もOKいただいた。

高根木戸_たかね煎餅_8

奥には大きな煎餅焼き機があった。
機械の中で、
ゴトンゴトンと、せんべいがひっくり返る。
お父さんが、じっと見つめる。

ほかにプレス機(平につぶす)などもあり、

小さな工場といった感じ。
焼き上がりをのんびり待つ。

高根木戸_たかね煎餅_7

「これ、食べてみて」

渡されたのは、にんにく煎餅。
ガツンと(かなり)ニンニクが効いている。
結局、待つ間に2枚もごちそうになってしまった。
はあ。せんべい好きで良かった。

高根木戸_たかね煎餅_9

焼き上がったせんべいを素早く取り出す。

高根木戸_たかね煎餅_10

さっき書いた文字が、きれいに浮き上がる。
すごいなあ。

高根木戸_たかね煎餅_11

しょうゆを塗っていただいて仕上げ。
しつこいですが1枚80円。

さらに丁寧に包んでくださる。
海苔せんべいのパックを買って、560円だった。
うーん…安い。

* * 

高根木戸_たかね煎餅_13

こうして、母と妹に渡す手描き煎餅が出来上がった。
ちょっとしたプレゼントに、とても喜ばれると思う。

子どもと行っても、絶対に楽しい。
身近でこんな体験ができるなんて、すごくいい。

すぐ近くだから、
またおせんべいを買いに行こう。

たかね煎餅のお父さん、お母さん。
どうもありがとうございました。

たかね煎餅(せんべい)

*住所 船橋市高根台6-44-15
*営業 9:00〜19:00
*電話 047-465-4554
*交通 新京成線「高根木戸」駅徒歩3分
*休み 第1・第3火曜日
*車で 高根木戸駅周辺のコインパーキングをご利用ください
*ほか    なんてったって芝山さんで紹介済み

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この記事を書いた人

安藤信作(あんどうしんさく)|船橋生まれ、船橋育ちのカメラマンです。写真・動画・広告づくりを仕事にしています。愛用するNikonのカメラで撮った写真とともに、身近な話題を書いています。2024年から手持ち機材をすべてミラーレスにしました。

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