9月に入って学校がスタート。
今年も夏休み中、子どもたちと読書感想文に取り組んだ。
特別に宣伝をしているわけでもなく、
「さすがにもう声は掛からないかも」
と思っていました。
(決してやりたくないわけではないです)
ところが、夏休み直前にバタバタっとご連絡をいただき、
結局7クラスを担当することに。
2011年に始めて以来、今年で8年目。
初年度に教えた6年生の子なんて、
もうすぐ成人だというのだから恐れ入る。
* * *
長く続けていて気付くのが、
どんどん技術論から精神論になっていること。
始めた当初は「スイスイ書ける読書感想文教室」
なんて謳っていて、今では恥ずかしい。
スイスイ書ける子なんて本当に稀で、
みんな悩みながら頑張って書き上げる。
そのお手伝いが少しでもできれば。
という気持ちで今は取り組んでいる。
教室を通じ、子どもたちに伝えたいのは2つ。
*自分の言葉を大切にすること
*書くとは「伝える」ことであること
シンプルだけれど、とても大事だと思う。
もちろん大人にも同じことが言える。
書くとは客観的事実だけではなく、
自分の想いを伝える手段でもある。
いろいろすっ飛ばしてしまう今だからこそ
自分の言葉を大切にしてほしい。
書くことをないがしろにしないでほしい。
「きちんと書ける」ことは必ず役に立つ。
自分にとっても、誰かにとっても。
という気持ちを、僕なりに子どもたちに伝える―
つもりだけれど、伝わっているかなあ…
まあ実際はそんなに立派なものではなく、
感想文という難解な宿題を無事に書き上げる
そのお手伝いがちょっとでもできていたら。
今年も教室をやって良かった、と思うに十分です。
真剣に話を聞いてくれて、
一生懸命取り組んでくれた子どもたち。
ご依頼くださった保護者のみなさま。
今年も良い夏休みの思い出になりました。
どうもありがとうございました。
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