長野県 諏訪方面へ小旅行へ行ってきました。
と言っても付き添い旅です。
今回の目的は資材の調達です。パートナーが営む「喫茶 晴レル」の改装オープンに当たり、扉やらテーブルやらを長野まで探しに行くことになりました。
専門外の分野ですが、「長野で星空が撮れたら……」という安易な気持ちで同行することに。ちょうどふたご座流星群の極大の日でした。なお、喫茶のオーナーさん(母と同い年)も一緒です。
前日の夜は息子くんたちと年越し蕎麦(ウチは絶対カレーそば)の話で盛り上がり、気付けば0時を回っており。翌朝4時に起きて車で長野へと向かうのでした。果たして星は見られるのか?
秘境 高遠へ
まず向かったのは長野県の高遠(たかとう)。
南アルプスのふもとにある町で、かなりの秘境感が漂います。

山奥のダムを見ました。
朝から雨で夜の星は絶望的です。
それでもテンションを保ち頑張ります。
高遠では、不要になった家具・建具を集めている方を訪ねました。イメージとしては、ジモティースポットの拡大版です。家一軒が「使わなくなったもの」で埋め尽くされています。足の踏み場が無いとはこのことか、と思いました。
パートナーは楽しそうに、古い引き戸や欄間(らんま)を吟味していました。レトロな喫茶店作りに欠かせないものらしいです。

時間を掛けて4枚の扉を選んだ後は、高遠そばのお店へ。やっぱり長野に来たら蕎麦です。

ざる蕎麦を焼き味噌と辛味大根でいただくのが高遠風なのだとか。でも、僕は温かい物が食べたかったので鴨汁せいろ(温)を注文しました。
十割の「田舎そば」は太く歯ごたえがありワイルドな味。蕎麦好きとして嬉しい体験でした。
お蕎麦を食べた後は1時間ほど掛けて宿のある諏訪へと向かいます。
諏訪湖のほとりで流星群観察
宿到着。諏訪駅そばのビジネスホテルです。ビジネスは十数年ぶりだったので、何だかテンションが上がりました。

夕飯は諏訪名物らしい「味噌天丼」のセットをチョイス。茶碗が実家のものと激似すぎでした。ワカサギや川エビなどご当地の食材を堪能できて満足です。
カラスの行水で温泉を楽しんだ後は即就寝。朝早かったのですぐに眠くなりました。曇っていて星は期待できず、悲しいけれど休みます。
……午前0時前。持ち前の眠りの浅さで目が覚めます。窓の外を見るとオリオン座が輝いていました。「行くしかない」と、三脚2本を肩に掛けて徒歩200mの諏訪湖へ向かいます。

全然見えねー。みるみるうちに再び雲が広がり、流れ星どころか普通の星も期待できません。ひたすら夜景が綺麗でした。
気温はマイナス。湖から吹く風も冷たい。おまけに小雪まで降ってきたとなると、諦めざるを得ません。ファミリーマートで買った肉まんを頬張りつつ、ホテルに戻ります。
それでも諦めきれず、部屋の窓から1時間ほど流星群を観察しました。4〜5個は見えたと思います。シャッタースピードの都合上、星空を動画で撮るのは難しいと改めて思いました。でも、来て良かった。
【本命】諏訪市のリビセンへ
2日目の一番の目的地はReBuilding Center JAPAN(リビセン)です。ここは古材と古道具を販売する建築建材のリサイクルショップで、使わなくなった家や工場からモノを回収(レスキュー)して販売しています。
朝も「カフェに行く!」と楽しそうでしたが、僕は星空観察で寝不足のためパスしました。チェックアウトぎりぎりまで部屋で温かい緑茶を飲んで過ごします。

リビセン到着。自分にとっては何に使うのか分からないものばかりに見えますが、宝の山らしいです。

外には古材や古い建具がぎっしり並んでいました。

店内には回収された品々がたくさん。中には軍服や明治時代のカンカン帽、レコードなんかもありました。見ていて楽しいものの、多すぎて何を見ていいか分からなくなります 笑
二人が店を見ている間、僕は店の近くを散策することにしました。知らない町を歩くのは楽しいです。町の感じや人の雰囲気、場所によってそれぞれ違うんですよね。

リビセン内のカフェでお茶をして最後の目的地へ。自分、本当に何もしていません……。
諏訪大社 初訪問
帰り道、御柱祭りで有名な諏訪大社へ寄ります。本で読んだことがあります。太い柱にまたがって山を滑り降りる、かなり激しいお祭りだそうです。

神々しいですね。

お参りしている様子をスナップ。
またも肉まんを食べ、お茶を飲んで千葉へ戻ることにしました。信州らしい味噌味の煎餅も美味しかったなあ。お土産は定番の野沢菜漬け。毎日食べています。
と、つれづれなるままに綴ってみました。
買った扉や木でどんな喫茶ができ上がるか楽しみです。
鎌ケ谷市にある喫茶 晴レルは2026年の春にリニューアルオープンの予定です。お店の様子はまた写真や動画でお伝えしたいと思います。

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